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バリュー株に特化したプチ四季報ブログを目指しています。

参考になるのか!?保有銘柄の飯野海運を少し詳しく分析してみた!!

 保有銘柄記事において登場しました「飯野海運」の少し深い分析です。詳しく知りたい方は、他の偉大な方のブログを見たり、お金が発生しますが、小型株に強い新興市場ドットコムなどで情報を得てください(他力本願)。

  

k-kainiikiru.hatenablog.com

 

 以前、記事を作成していますが、分析項目が変わっているので、今基準の分析を行った後、主観交じりの買った理由について記載していきます。

 

k-kainiikiru.hatenablog.com

   

 

清算価値

時価総額 / 清算価値 =1.0→良い

※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分

清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照

時価総額は1月24日終値

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財務状況

2010年以降の平均自己資本比率28 %→ 海運業の自己資本比率は28 %なので良い

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配当

2010年以降の平均配当利回り1.7 %→平均配当利回りは低い

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純利益の安定性

2012年に赤字標準偏差117 %と業績は非常に不安定

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1株純資産推移

2010年から+42 →資産を積み上げている

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利益剰余金

純利益のうち88 %が利益剰余金(1年あたりの利益剰余金の増加額÷平均純利益)→利益を順調に貯めこんでいる

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総合評価

清算価値
財務状況
配当
安定性 ×
純資産
剰余金

 

買った理由

2021年に竣工予定の再開発

 こちらのサイトが詳しく工事状況を映してくれています。

skyskysky.net

 再開発中の建物は飯野海運が所有している飯野ビルディングと虎ノ門ビルの中間地点に位置しています。

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Google map

 

 再開発後は周りの土地も価値が上がるので、より割安になりそうです。飯野海運も、資産の集約化を目指していると明記しているため、これからにも期待したいところ。また、保有不動産は東京一等地かつ新しめなのも◯です。

 

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2019年有価証券報告書

 

 そして、1株純資産推移でも示したように2019年時点で1200円付近。株価360円だと実質PBRは0.3と割安なのに、2021年に竣工予定の再開発事業など、さらに割安になるカタリストが目に見えているということもあり、購入しました。


買収防衛策の導入

 これには賛否両論あると思いますが、乾汽船の件を見ていると、プラスに働きそうだなと思って逆張りしました。また、個人的に買収防衛策を導入しているのは内部事情に詳しい経営陣も割安であると判断しているためだと考えています。買収防衛策が廃止とまではいかなくても、親子上場銘柄のように、買収防衛策導入銘柄という名目で全体的に上がってくれるのではと考え、購入しました。

 

海運業という不人気セクター

 業績が変動しやすい海運業ですので、全体を通して割安です。その中で、最も割安に感じたのが、飯野海運でした。

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 また、業績が変動しやすいと書きましたが、飯野海運過去10年で1回しか赤字を計上していません。上記した9つの海運銘柄の平均赤字回数は2.4回ですので、比較的安定なのではと考え、買いました。

 

影響力のある投資家の方にあまり取り上げられていない

 自分は、影響力の強い投資家の方が買いそうな銘柄を先に買っておくことを心がけています。まぁ、尊敬する方々の考え方を身に着ける一環です。実際に、保有銘柄である石井鐵工所は急騰する前に買っていました。普段から色々な投資家の方々のツイキャス、ブログ等で勉強させていただいてるのですが、飯野海運もチラッと名前が出たりするので、いつか大きく取り上げられることを信じています。

 

失敗したこと

仕手株

 仕手株とは知っていましたが、やっぱり値動きが激しいですね。今では慣れましたが、長期保有するつもりなら、よっぽどの自信がない限り、触らないほうがいいかもですね。

 

ポジションを高くしすぎた

 1株が数百円ということもあり、「いっぱい買えちゃうぜ」と謎の思考が働き、一気に買いすぎました。そのせいで、PF1位となっています。収入がない学生の身分なので、もう少し吟味すべきでした。

 

過去の株価の動き

 過去5年間の株価チャートを見て、値動き理由を考えてみました。

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 個人的に疑問に思うのが、2019年の下げ。業績の不調と書きましたが、そこまで下がるかっていうぐらい下がりましたね。他の海運銘柄と比べても、業績はそこまで落ち込んでないように見えるのですが、飯野海運だけ大きく下げています。もう少し、考察を重ねてみます。

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 また、最近はあまり連動していないですが、バルチック海運指数と海運銘柄には正の関係があるので、注視していきたいところ。直近だと、アメリカ大統領選の結果によっては大きく変動するかもしれません。

 

コメント

 こんな感じで買いと判断しました。まとめると、

 

1.全体的に資産以外はいまいちだが、同業他社と比較すると業績的にも悪くない

2.カタリストが1年後に控えている

 

です。ただ、人間は自分の都合の良い情報のみを受け入れる傾向にあるので、自分が気づいていないデメリットがあるかもしれません。実際、買いたくない要因の方が強いと思っている方が多いから割安に放置されているのでしょうね。まだまだ未熟者ですので、「ここは違う」、「これについては考えないのか」など教えてくださると幸いです。できれば優しく。

 

※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。