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バリュー株に特化したプチ四季報ブログを目指しています。

精養軒の大株主をまとめてみた

お久しぶりです。K-kaiです。

大学生から社会人になり、新生活の準備が忙しく、なかなか投稿できませんでしたが、元気に過ごしています。

 

さて、久しぶりの投稿は、新しく買った精養軒についてです。

 

「なぜ、コロナの影響が大きい飲食業の銘柄を買うのか?」といった質問が飛んできそうですが、その回答としては、「自分でもパッと思い浮かぶ(飲食業は株価が下がる)ことは、他の人も考えている。なら、逆のことを行うことで、少数派の恩恵を受けれる。」という逆張りの思考に基づいています。まぁ、人と違うことを行えることにエクスタシーを感じているためでもありますが。

 

数ある飲食業の中で、精養軒を選んだ理由を簡単に書くと

 

1.資産的に割安

2.カタリスト(三井不動産によるTOB)がありそう

3.ブランド力もある

 

です。1、3について今回は割愛し、2について個人的な考えを記していきます。

 

まず、精養軒の大株主は下記の通り。(以降、敬称略)

 

1.福島育英会(18.65%)

2.三井不動産(15.89%)

3.根津育英会(14.79%)

4.根津公一(5.01%)

5.みずほ銀行(4.57%)

6.サッポロビール(2.28%)

7.アサヒビール(2.28%)

8.従業員持株会(1.82%)

9.ワイワン(1.52%)

10.日本トラスティ・サービス信託銀行(1.48%)

自社株(1.04%)

※株探 参照

 

この大株主を元に、相関図を描いてみると次のようになります。(ワイワンに関しては調べても分からなかったので、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授願います。)

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赤字は精養軒の大株主を示しています。(東武鉄道はランクインしていませんが、2019年1月時点で1.21%保有

 

簡単にまとめると、三井不動産は、根津財閥関連(東武鉄道根津育英会、根津公一)や福島静子関連(福島育英会)と直接的or間接的に繋がっています。また、アサヒビールサッポロビールは初代根津嘉一郎が関与しています。ですので、上記した大株主のうち、三井不動産と関係がある企業を赤字で示すと次のようになります。

 

1.福島育英会(18.65%)

2.三井不動産(15.89%)

3.根津育英会(14.79%)

4.根津公一(5.01%)

5.みずほ銀行(4.57%)

6.サッポロビール(2.28%)

7.アサヒビール(2.28%)

8.従業員持株会(1.82%)

9.ワイワン(1.52%)

10.日本トラスティ・サービス信託銀行(1.48%)

プラス東武鉄道(1.21%)

 

計60%近い株が三井不動産となんらかの関係があります。まぁ、こじつけに近いですが。

 

加えて、役員について見てみますと、役員8名のうち、東部百貨店に関わりのある方が2名松屋(大株主に東武鉄道)に関わりのある方が1名、そして、根津公一。半数が上記した大株主に関係のある人物です。

 

そして、コロナによる暴落。三井不動産は、ブランド力のある精養軒を安い価格で買える、大株主は、関係のある三井不動産が現在の株価にプレミアムを乗せて買ってくれるなら満足、精養軒は、飲食業界に逆風吹き荒れるなか、大きな不動産ディベロッパーに買収してもらうことで、築きあげたブランド力を有効利用できるなど、現在の相場においては、win-win-winの関係にあるのではないでしょうか。

 

こういった経緯で、精養軒を購入しました。ただ、買うのが早すぎて、現在の株価でプラスマイナスゼロぐらいとなっています。本当は600円台でも買い増したかったのですが、新生活に資金が必要だったので、泣く泣く断念。これからは、バリバリ働いて、どんどん入金していきたいですね。

 

※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。