マイナスからの巻き返し!TOB,MBO関連株のミサワホームを分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「ミサワホーム」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は17 %→ 建設業の自己資本比率は50 %なのでとても低い
配当
2010年以降の平均配当利回り1.6 %→平均配当利回りは低い
純利益の安定性
2010年以降赤字なし。標準偏差が48 %と業績は安定
1株純資産推移
2012年から+227 %→資産を順調に積み上げている
利益剰余金
2012年から+566 %→利益を順調に貯めこんでいる
総合評価
清算価値 | × |
---|---|
財務状況 | × |
配当 | △ |
安定性 | ◯ |
純資産 | ◎ |
剰余金 | ◎ |
コメント
2010~12年からの盛り返しがすごいです。調べたところTOBがかかる数年前(2013~2016年)に業績が落ち込んでいるためTOBを受け入れたとのことでしたが、資産は順調に伸ばし続けており、長いものに巻かれたケースだと思います。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
賃貸等不動産の含み資産に注目!TOB,MBO関連株のテーオーシーを分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「テーオーシー」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は56 %→ 不動産業の自己資本比率は37 %なので良い
配当
2010年以降の平均配当利回り1.5 %→平均配当利回りは低い
純利益の安定性
2010年以降赤字なし。標準偏差が124 %と業績は非常に不安定
1株純資産推移
2010年から+69 %→資産を順調に積み上げている
利益剰余金
2010年から+48 %→利益を貯めこんでいる
総合評価
清算価値 | ◎ |
---|---|
財務状況 | ◯ |
配当 | △ |
安定性 | ✕ |
純資産 | ◎ |
剰余金 | ◯ |
コメント
良いですね。この銘柄は有名なバリュー投資家の方々も保有しており、バリュー投資を目指す方々は、有報をチェックして、何が原因で注目を集めているか考察してみると面白いですよ。さて、この銘柄は過去にTOB, MBOを失敗しています。大株主の動向に注意を払いつつ、乗り遅れないようにしたいですね。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
親子TOB!TOB,MBO関連株のパナホームを分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「パナホーム」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は56 %→ 建設業の自己資本比率は50 %なので高い
配当
2010年以降の平均配当利回り2.6 %→平均配当利回りは高い
純利益の安定性
2010年以降赤字なし。標準偏差が34 %と業績は安定
1株純資産推移
2010年から+32 %→資産を積み上げている
利益剰余金
2010年から+51 %→利益を順調に貯めこんでいる
総合評価
清算価値 | × |
---|---|
財務状況 | ◯ |
配当 | ◯ |
安定性 | ◯ |
純資産 | ◯ |
剰余金 | ◎ |
コメント
親会社のパナソニックによる親子TOBです。個人的に利益剰余金の多さに驚きましたね。マイナスになっている清算価値と同等の利益剰余金を持っています。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
TOBに気づくのは難しい!?TOB,MBO関連株のネットイヤーグループを分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「ネットイヤーグループ」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は68 %→ 情報・通信業の自己資本比率は63 %なので良い
配当
2010年以降の平均配当利回り0.6 %→平均配当利回りはとても低い
純利益の安定性
2011, 17, 19年に赤字。標準偏差が623 %と業績は非常に不安定
1株純資産推移
2010年から−2 %→資産を積み上げていない
利益剰余金
2010年から−3 %→利益を貯めこんでいない
総合評価
清算価値 | △ |
---|---|
財務状況 | ◯ |
配当 | ✕ |
安定性 | ✕ |
純資産 | ✕ |
剰余金 | ✕ |
コメント
私基準の評価は良くないです。しかし、TOB前の業績がよく、順調に不採算案件を解消できている、相乗効果が期待できるなどの理由でNTTデータがTOBに名乗りを上げたみたいですね。気づくのはなかなか難しいです。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
話題のMBO銘柄!TOB,MBO関連株のマイスターエンジニアリングを分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「マイスターエンジニアリング」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は64 %→ サービス業の自己資本比率は54 %なので高い
配当
2010年以降の平均配当利回り2.9 %→平均配当利回りは高い
純利益の安定性
2010年以降赤字なし。標準偏差が46 %と業績は安定
1株純資産推移
2010年から+46 %→資産を積み上げている
利益剰余金
2010年から+54 %→利益を順調に貯めこんでいる
総合評価
清算価値 | △ |
---|---|
財務状況 | ◯ |
配当 | ◯ |
安定性 | ◯ |
純資産 | ◯ |
剰余金 | ◎ |
コメント
この銘柄はMBO関連です。最初は低い価格でMBOをしようとしましたが、光通信の買い増しにより、MBO価格を引き上げています。他力本願になりますが、詳しくは「やさしい株のはじめ方」のマイスターエンジニアリング記事をご覧ください。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
有報だけでも漂う安心感!TOB,MBO関連株のMinoriソリューションズを分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「Minoriソリューションズ」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は65 %→ 情報・通信業の自己資本比率は63 %なので良い
配当
2010年以降の平均配当利回り3.5 %→平均配当利回りはとても高い
純利益の安定性
2010年以降赤字なし。標準偏差が45 %と業績は安定
1株純資産推移
2010年から+103 %→資産を順調に積み上げている
利益剰余金
2010年から+424 %→利益を順調に貯めこんでいる
総合評価
清算価値 | △ |
---|---|
財務状況 | ◯ |
配当 | ◎ |
安定性 | ◯ |
純資産 | ◎ |
剰余金 | ◎ |
コメント
成長力、安定性、株主還元の全てにおいて良ステータスを誇りますね。変化の激しい情報・通信業にてコンスタントに成長していくのは凄いです。SCSKによるTOBがかかるのも頷けますね。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
利益の貯めこみ具合が異常!TOB,MBO関連株のユニゾホールディングスを分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「ユニゾホールディングス」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は13 %→ 不動産業の自己資本比率は37 %なのでとても悪い
配当
2010年以降の平均配当利回り2.9 %→平均配当利回りは高い
純利益の安定性
2010年以降赤字なし。標準偏差が67 %と業績は不安定
1株純資産推移
2010年から+68 %→資産を順調に積み上げている
利益剰余金
2010年から+474 %→利益を順調に貯めこんでいる
総合評価
清算価値 | ◯ |
---|---|
財務状況 | × |
配当 | ◯ |
安定性 | △ |
純資産 | ◎ |
剰余金 | ◎ |
コメント
確かに負債が大きく、自己資本比率が低いというマイナスの点がはっきりと見えますが、不動産を加味したら、清算価値はプラスですね。利益に関しては、10年前と比べ5倍近く貯めこんでいることも分かります。この時点で不動産バリューということがしっかり分かりますね。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
ミックス係数が低すぎる(Part3)!バリュー株の神田通信機を分析してみた!!
以前取り上げた四季報記事において登場しました「神田通信機」の分析です。2015年以前の連結財務データがないので省いています。
割安性
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2016年以降の平均自己資本比率は54 %→ 建設業の自己資本比率は49 %なので良い。(2015年以前は連結財務の記録なし)
配当
2010年以降の平均配当利回り1.5 %→平均配当利回りは低い
純利益の安定性
2016年以降赤字なし。標準偏差が45 %と業績は安定
1株純資産推移
データ数が少ないので割愛
利益剰余金
データ数が少ないので割愛
総合評価
割安 | ◯ |
---|---|
財務状況 | ◯ |
配当 | △ |
安定性 | ◯ |
純資産 | / |
剰余金 | / |
コメント
またまたミックス係数が低すぎるシリーズです。実質PBRが0.16で、ミックス係数が1.4と低すぎますね。連結財務データが少ないので、注意深く見ていきたいです。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
ミックス係数が低すぎる(Part2)!バリュー株の新家工業を分析してみた!!
以前取り上げた四季報記事において登場しました「新家工業」の分析です。
割安性
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は50 %→ 鉄鋼業の自己資本比率は56 %なので低い
配当
2010年以降の平均配当利回り2.5 %→平均配当利回りは高い
純利益の安定性
2010年と2013年に赤字。標準偏差が144 %と業績は非常に不安定
1株純資産推移
2010年から+28 %→資産を積み上げている
利益剰余金
2010年から+38 %→利益を貯めこんでいる
総合評価
割安 | △ |
---|---|
財務状況 | △ |
配当 | ◯ |
安定性 | ✕ |
純資産 | ◯ |
剰余金 | ◯ |
コメント
東京インキと同じく、ステータス的にはあまり良くないですが、ミックス係数が1.4近くの割安株です。資産に占める不動産の割合が高く、好立地な物件もあるのも良いですね。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
過去の事例から学ぶ!TOB,MBO(成功、失敗は問わない)銘柄を分析してみる!!
どうもK-kaiです。本日は銘柄分析をお休みして、新しい記事の予告です。現在進行中の四季報記事はコチラ↓
最近、TOBやMBOが盛んで、バリュー株も注目される機会が増えていますね。そこで、過去のTOB,MBO銘柄(成功、失敗は問わない)をバリュー視点で分析し、規則性を読み取るための記事を作ろうと思います。本記事はTOB,MBO銘柄を集めた導入部分になります。分析は後日行っていきます。
なお、独断と偏見で選んでいるので、皆さんが考えている銘柄がない可能性もあります。その銘柄に関しましては、コメントなり、twitterなりで知らせていただければ、分析します。
では、いきましょう。
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