子会社の評価をどう見るか!TOB,MBO関連株の廣済堂を分析してみた!!
以前取り上げた過去から学ぶ記事において登場しました「廣済堂」の分析です。時価総額は直近の有価証券報告書における日付のものです。
清算価値
※マイナス資産=貸倒引当金+総負債+被支配株持分
※清算価値の出し方は「やさしい株のはじめ方」参照
財務状況
2010年以降の平均自己資本比率は26 %→ その他製品の自己資本比率は57 %なのでとても低い
配当
2010年以降の平均配当利回り0.3 %→平均配当利回りはとても低い
純利益の安定性
2010, 17, 19年に赤字。標準偏差が161 %と業績は非常に不安定
1株純資産推移
2010年から+177 %→資産を順調に積み上げている
利益剰余金
2010年から+1579 %→利益を順調に貯めこんでいる
総合評価
清算価値 | ✕ |
---|---|
財務状況 | ✕ |
配当 | ✕ |
安定性 | ✕ |
純資産 | ◎ |
剰余金 | ◎ |
コメント
ステータスは良くないですね。この銘柄がなぜ買収対象になったかといいますと、一つに子会社である東京博善が関与しています。東京博善の清算価値を記します。
キャッシュリッチな銘柄です。この銘柄の存在により、廣済堂の実態が不透明になり、TOB競争が起こっています。
※自分の個人的な概算・見解なので、間違った情報があるかもしれません。情報を鵜呑みにしないようにしてください。投資の判断は自己責任でお願いいたします。